ABOUT

「SWWアフリカ〜カラハリ・ブッシュマン編」

SUNDRUM With World(SWW)は、音楽家・打楽器奏者の坪内あつしとメンバーが、世界の民族音楽とコラボレーションするプロジェクトです。世界各地を旅して、現地の人々と録音作品を制作しています。


2016年からこれまではアジアの音楽を中心に、台湾、韓国、マレーシア、中国、ベトナム、インドネシア、ミャンマーで活動を行なってきました。

今回は一気にアフリカまで飛び、すべての人類のルーツと言われる、南部アフリカのカラハリ砂漠、ブッシュマンの地へ向かいます。

人類は200万年前にアフリカで他の原人と分かれ、10万年前にはブッシュマンとその他の人々に分かれたと言われています。ブッシュマンはその地に残り、その他の人々はアフリカ各地へ広がって、アフリカから出た人々は世界各地に広がりました。そして現在の様々な人種へ進化し、様々な文化や物質文明を発展させました。一方、アフリカに残ったブッシュマン達は、石器時代の遊動狩猟採集生活を続けてきました。


アジアの東端の日本で生まれ育った自分から最も離れた遺伝子と、現代の都市生活から最も離れた生活文化を持っているブッシュマンの人々に、会って一緒に演奏することで、新たな視点や感覚を開きたい。そして音楽やダンスとは何なのか、その根源を追求したいと思い、行く事にしました。2011年に中部アフリカの密林に住む狩猟採集民ピグミーの地を旅したときの続きとも言えますが、さらに芸能の根源部を探求し、砂漠という全く違う環境に住むブッシュマンの音楽・生活文化を体験してきます。


ブッシュマンの音楽を録音で初めて聴いたとき、とてもプリミティブで、音楽的に良いのかどうかを判断するより前に、まず胸のあたりがざわつくのを感じました。それは、自分が音楽を物質的に捉えている部分に気づかされる体験でした。その音楽には、心が癒されるような、地球に抱かれるような、意味の分からない不思議な気持ち良さがありました。その感覚は、私達の祖先が物質文明を発展させてここまできた10万年の間に、霊性を最先端まで進化させた彼らの魂と私の魂が共振した事なのだと思います。私は今回、音楽という普遍的なコミュニケーションで、彼らの音楽に触れ、彼らと一体となることに挑戦します。ブッシュマン文化の中心と言われるヒーリング・ダンスなど、彼らの生きる宇宙と触れたいと思っています。

2019年8月20日から、坪内あつしと映像作家の鎌谷総次郎が20日間ボツワナ、ナミビアに渡り活動を行います。

ブッシュマンの人達とセッションをして、新たな録音作品を制作します。

帰国後は、作品を発表し、現地の調査、旅の様子、コラボレーションの映像を上映し、ライブパフォーマンスをするイベントを全国で開催する予定です。



「支援金のお願い」

SWWでは、海外での活動を行うための資金を集めております。皆様からの支援金は、旅費を始め、現地の音楽家への謝礼など作品の制作予算として、使わせていただいております。今回は支援金のお礼として、現地での活動の成果物CDなどを準備しております。皆様、是非応援よろしくお願いいたします。